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「ヒネリノハナ」

2019.06.25

「これがお花? こんなに変わったお花、他で見たことない!」と、店先で声が。

 そんな声が聞こえると、「そうでしょ、そうでしょ。変でしょ、変でしょ」

と店の奥でひとりニヤリとしている。

 

花市場にあるたくさんの花の中から、アンテナにかかったものをセレクトし、決して広いとは言えない店内に、ぎゅっと詰め込んでいるのがlogi plants&flowersである。

お店に訪れたお客様たちが発してくれる“変わったお花”という言葉。私にとってこんな嬉しい褒め言葉は他にないかもしれない。

撮影のお仕事のために、さらにアンテナを研ぎ澄まし、変態な花たちに向き合っていた時、パートナーの岸が買い付けから帰ってきた。その中にマニアックなアンスリウムばかりを集めた箱を発見。まさに探していたイメージにぴったりだった。

その中から選んだのがこちら。

「これを、こっそり作品に忍ばせよう」。作品イメージが仕上がっていく。

作品は、甘いだけの印象にならないよう組み上げていく。決してバランスの良さを追求せずに、あえてバランスを崩し完成させるスタイルで作品を作っている。
アンスリウムを一輪組み合わせることで、絶妙な、私ならではのバランスが表現できる。アンスリウムは絶妙なバランス崩しになくてはならない花であり、私の作品によく登場している。
見た目はプラスチックのようで、さわるとゴムのよう。植物への形容としては不思議な言葉を並べてしまうアンスリウム。葉脈にいたっては、血管が浮き出ているようにすら見える。インクを吸わせて、よりはっきりと浮き上がらせたその血管に見惚れてしまう。

アンバランス感とか、ひとひねりって、作品の個性としてとても大切。独特の質感とシルエットのアンスリウムには、作品全体のバランスをいい方向に崩してくれる力がある。絶妙な違和感を生んでくれる。その質感とデザインがもたらすバランスの崩し方の違和感が、とても心地いい。
この花がその時々に見せてくれる、あらゆる違和感が好きなのだ。

 

【アンスリウムのおすすめの飾り方】 
● クリアなガラス花器でシンプルに飾るのがオススメです。 

 

 

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