hair.jp

Instagram Twitter facebook
つぎのわたしを探す

SPECIAL CONTENTSスペシャルコンテンツ

mission 09UDA×KAORI(SCREEN)

内にある混沌を整える作業

誰しもがさまざまな要素を持っている。強さ、明るさ、柔らかさ……。
数々の要素たちがあなたの内側に同居し、あまりに自然にそこにあるから、それぞれが際立つことなく、モヤモヤと存在しいている。
内側にある魅力の中から何かひとつだけを選んで、前に引き出す方法。実は、それこそあなたに似合うヘアメイク。
あなたの内にある混沌を整える作業こそ、ヘアメイクなのです。

before

今岡千佳

影響を受けた音楽:東京事変。中でも「毒味」は、攻撃的なサウンドが特徴的で、とてもかっこよく好きです。
影響を受けた映画:実話を元にしたフランス映画「最強なふたり」。車いすの富豪フィリップとその介護者に採用されたスラム街出身の黒人青年ドリスという共通点のないふたりが、次第に強い友情を育んでいく話。差別や偏見なく、相手と向き合うことの大切さを教えてくれる映画でした。
物心ついた時に好きだったもの:自転車。時間があれば、自転車に乗って、可能な限り、遠くにいくのが好きでした。
今、一番熱中してること:スイーツの食べ歩き。神戸には美味しいスイーツがたくさんあって、チーズケーキの食べ比べなどもよくします。
生涯を通じてやりたいこと:料理。食事という、大切な時間を過ごすためにかかせない要素を、生涯続けて丁寧にやっていきたいです。

mission 09

Model: 今岡千佳

Make-up: UDA
Hair: KAORI
Photo: Yasuhisa Kikuchi
Styling: Kanako Sugiura

mission09

item credit

黒いジャケットと赤のカットソーの組み合わせ
ジャケット¥65,000・カットソー¥28,600/共にワイズ(ワイズ プレスルーム)

問い合わせ
ワイズ プレスルーム ☎️03-5463-1540

黒のドレスと白のシャツの組み合わせ
ドレス¥175,000・中に着たシャツワンピース¥74,800/ヨウジヤマモト(ヨウジヤマモト プレスルーム)


問い合わせ先
ワイズ プレスルーム ☎︎03-5463-1540
ヨウジヤマモト プレスルーム ☎︎03-5463-1500

after talk

KAORI
「その人の持ってるものを生かす」というのが私の原点でもあって、UDAさんも同じ気持ちであるということを感じながらの撮影だったので、とても気持ちのいい時間でした。撮影前の打ち合わせでも、UDAさんが(モデルとなった)ちかちゃんに、好きな映画とか幼少期のこととか内面を掘り下げる質問を色々としていて、彼女は戸惑っている様子でしたが、私にとっては、とてもインスピレーションになりました。
UDA
自分の内面にフォーカスして、つくることが大切だと思っています。彼女のように、一見はとてもニュートラルに見えて、でも少し踏み込むと、内側には色々なものが混在している。その中から彼女らしい“何か”を見つけて、引き出してあげる。整理してあげる。そんなメイクをしたいと思っています。
KAORI
ちかちゃんは、ずっとハイトーンヘアで、明るくハッピーなイメージだったのだけれど、今回の撮影を機に黒髪にして、ちょっとしっとりとした、彼女の中にあるキリッとした部分を出せたらいいなと。
だから、最初はパッツンとカットしてモードな雰囲気にするつもりだったのですが、当日の彼女の姿を見て、もう少し彼女の寄り添ったスタイルにしようと。(パッツンと)ラインを出すスタイルは、強さは出るけど、しなやかさは消えてしまう。そうすると、彼女らしさから離れてしまうなと。
新鮮だけど、違和感はないフィット感を出したいと。無理して頑張ってる感はいらないかなって。
UDA
もし「大人っぽくなりたい」と思ったら、大人っぽいメイクをするのではなく、「自分の大人っぽい部分を引き出すには、どうしたらいいか?」を考えると、似合うメイクができると思います。そういう考え方で進めると、大人っぽさが見え隠れするというか、出たり入ったりする。それがいいじゃないですか。表情に一方向だけではない魅力が出てきます。
KAORI
UDAさんのメイクの流れを見ていて、実を言うと、そういう流れでやるんだ! と驚いた部分もありました。
UDA
僕は、“様式”を捨てることも大事かなって思っています。プロセスという様式に縛られて、とりあえずベース、ファンデ、アイメイク・・・というプロセスをこなしている人も多いと思いますが、必ず決まったこと工程をこなさなくてはいけないということはないんです。むしろ、そんなルーティンは必要ない。その日、その日で、顔や肌の状態は違います。一番いい状態にできるように、その日に必要なことだけすればいいんです。顔を触って、感じて、必要なことだけを与えていくと、どのタイミングでメイクをやめてもベストな状態になるんです。プロセスとしてルーティーンをこなすメイクだと、その全てが終わったときが完成となる。それでメイクはできているかもしれませんが、自分にとってベストな顔に仕上がっている訳ではないと思います。
KAORI
みんな自分をこういう風に表現したい! とかこういう風に見せたい! という願望があると思うんです。それを理解しつつ、でも型にしばられず、上手に内面の魅力を引き出し、目標とする方へ向かっていく。そうすると、最後はその人が気持ちよく、見ていてる私たちも気持ちのいいものになる。美容の提案ってそうあるべきだと思って今までやってきましたが、今回の撮影でそれが間違っていなかったなと再確認できたことも、とても良かったです。
  • process point (makeup)

    様式を捨て、肌のコンディションを整え、必要な部分のみに手を加えた最高の素肌感。そにに、内に秘める大人っぽいしなやかさを引き出すために、少しの血色感をプラス。 “レトロ”とか“今っぽい”など時代のトレンドを意識せず、あくまで“その人らしさ”に着目することで、「時を超えるメイク」に仕上げた。

  • process point (cut)

    強さだけではなく、彼女の中にある“しなやかさ”も引き出せるよう、全体にレイヤーを入れ、量を調節。毛先は束感のあるスタイリングにし、ぬけ感に。

process movie

UDAmake up

UDA profile

大手化粧品会社にてPR、マーケティング、教育、 店頭プロモーションなど様々な業務に携わり、その後独立。
現在は、国内外のエディトリアル、コスメティック・ファッション のキャンペーン広告、ショーなどを担当。
独自のファッション感、ビューティの視点を生かしたメイク連載GINZAの「ニッポン美人化計画」には多方面より定評があり、日頃から様々なビューティの場面での新しいアプローチを試みている。
1991年:パルファム ジバンシイ株式会社 入社 オリビエ・エショードメゾン氏に師事
1997年:鈴木 寅二氏に師事
2002年:ゲラン株式会社 入社 フリーランスとしての活動を始める

KAORIhair stylist

KAORI ( SISTER BY SCREEN )

SCREEN 代表
神谷翼氏と共に神戸にSCREEN/SISTER.BY SCREENを立ち上げ、2020年東京銀座にSCREEN GINZA MAISON.をオープン。
2018年に初の著書"LITTLE SISTER"を上梓。
2019年 JHA NEW COMERにノミネート

得意なヘアスタイルは全レングス。年齢を問わず、その人の中に眠る女性らしさを引き出す似合わせを得意とする。

スタイリストの詳細をみる >

about mekashi

mekashi とは「粧(めかし)」。
化粧しておしゃれすることです。 
人の外見は、生まれ持った姿形が、センスや興味、才能、経験といった
内面的な要素によって磨かれ、形づくられます。

そうしてできた個性や魅力をクリアにし、粋に見せるーー。 
それが、私たちの考えるメイクアップです。
もちろんヘアも同様です。 

2011年から7年間で101人を粧した、雑誌『GINZA』の「ニッポン美人化計画」の意志を継続し、
現在webにてmekashi projectを展開しているMake-Up artist のUDAさんとコラボレーションしたこの企画。
そして本コンテンツのモデルさんは、美に携わりつつ現在も美を学んでいる、ヘアサロンで働くアシスタントの方々です。
より多くの方に「自分らしい粋」の見せ方、「つぎのわたし選びを」を提案させていただきます。
どうぞお楽しみください。 


mekashi projectをみる >

Page top