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mission 06UDA × NAO(HEAVENS)

なんだか自分の外見と内面がちぐはぐに感じられるときがある。なんとなく理由はわかっているものの、どう解決したらいいのかわからない……。
今回のテーマは、「コンサバに見えてしまうのが悩み」というモデルの脱コンサバをめざし加えたエッセンス=“毒気”。“毒気”がもたらす印象の変化に注目です。

before

Before

model KOBAYASHI (HEAVENS)

process point

アイメイク>あえて、ベースづくり(ファンデーション)をせずに、アイメイクをする。アイラインは服と合わせ、パープル系を使用。前髪とのバランスを考えて重めのアイメイクにするため、まつ毛にはマスカラを筆でつける。筆を使うと、地まつ毛が、濃くなったような印象に仕上げることができる。

アイメイク>目の下にくすみ色をのせ、アイメイクが落ちてきたような、クマっぽい感じを入れることで、重さを表現。くすみ色は、基本の三原色(赤・青・黄色)を合わせ、赤強め、青強め、黄強めと調整しつくる。色は混ぜるとくすむものということを覚えておこう。

チーク&リップ>アイメイクでヘルシー感を抜いたけれど、チークはローズピンクで意図的に相反する少しのヘルシー感をのせ、いいバランスに。唇はもともと赤みのあるタイプなので、ヘルシーに見えてしまうのを抑えるために、中心にのみくすみカラーをのせる。これは、唇の存在感を消すのではなく、少しだけ出すことが目的。

ヘア>シルエット的にはウルフっぽい感じ。顔まわりにはレイヤーを入れるけれど、後ろにはレイヤーを入れずに重めに。ちょうど肩にあたり、はねたり動きが出たりするレングスにし、顔まわり、毛先に動きを出し、すそに向かって広がっていくようにすることで、レトロなウルフを今っぽくアップデート。カラーは、もともとあった毛先のブリーチを残しつつ、ナチュラルな黒髪に。

mission 06

Model: KOBAYASHI (HEAVENS)

Make-up: UDA
Hair: NAO
Photo: Yusuke Matsuyama
Styling: Kanako Sugiura

item credit
ダメージスウェット¥13,600(ペルアア)
他スタイリスト私物

問い合わせ先
ペルアア
instagramアカウント @per-aah

after talk

NAO 撮影を終えて、モデルが「見た目も変わったけど、気持ちがいちばん変わりました! 少し自信が持てるようになりました」と言っていたのを聞けて、とてもうれしかったです。やはり、美容師として、いい方向に変わって喜んでいる姿を見られることは喜びですね。

UDA 初めて彼女に会ったとき、コンサバに見えてしまうのが悩みで、メイクをいろいろと試しても、ただ派手な印象になってしまうから、するのは赤いリップだけと話していて。ある意味彼女は、何もしなくても、それはそれで完成している。でも仕事的にも内面的にもコンサバではないから、そこをどう表現していくかが今回のテーマでした。脱コンサバして、アイデンティティをしっかりと保ちつつ、ストリート感を出したい。どう出していくかを考えていたら、グランジっぽい毒気みたいなものが必要だし似合いそうだなと。具体的には、目と眉毛が強い顔立ちなので、その印象を変えれば一気にコンサバ感が抜けるのではないかと。

NAO UDAさんのやり方って、モデルありきで、無駄がなくシンプルですよね。クリエイティブって、手を加えること、つくりこむことだと勘違いしているけれど、実はそうじゃないということを再確認しました。

UDA そのまま何も手を加えないというディレクションをするのもクリエイティブだと思っています。クリエイティブとナチュラルは同居しているんです。

NAO 何か手を加えないと仕事をしていないとか勘違いしている人も多いと思うんです。でもそれは違って、手を加えないという“削ぐ作業”を加えているんですよね。

UDA 美味しいお味噌汁とご飯と漬物の素材をいかしたシンプル朝食も、丹念に作られたフレンチのフルコースも、どちらもとてもクリエイティブ。ヘアメイクもそういう感じなのかなと思っています。

NAO 今回のメイクについてなのですが、クマをつくったというのが斬新でした。

UDA これは、実はやりながら思いつきました。彼女の悩みである“コンサバ感”というのは、言い換えると“ヘルシー感”。健やかさには毒気がないですよね。だから、毒気となる“重さ”を加えたいなと思い、クマで重さを表現しました。アイメイクがにじんで下りてきちゃったみたいな感じ。

NAO 今回、UDAさんの、完成形を決めつけるのではなく、コレ! というバランスのいいところを探りながら形にしていく姿は、その瞬間、その人を感じているんだなと見ていてわかりました。最初に思い描いていたイメージにとらわれることなく、よりよい形に導こうとする姿勢は、自分も日々大切にしている共通点なので、共感の中で作品づくりに取り組むことができ、とても楽しかったです。

UDAmake up

UDA profile

大手化粧品会社にてPR、マーケティング、教育、 店頭プロモーションなど様々な業務に携わり、その後独立。
現在は、国内外のエディトリアル、コスメティック・ファッション のキャンペーン広告、ショーなどを担当。
独自のファッション感、ビューティの視点を生かしたメイク連載GINZAの「ニッポン美人化計画」には多方面より定評があり、日頃から様々なビューティの場面での新しいアプローチを試みている。

1991年:パルファム ジバンシイ株式会社 入社 オリビエ・エショードメゾン氏に師事
1997年:鈴木 寅二氏に師事
2002年:ゲラン株式会社 入社 フリーランスとしての活動を始める

NAOhair stylist

NAO ( HEAVENS )

HEAVENS 店長
1978年生まれ 福島県出身
みんなと同じは嫌だ!というヒネクレ精神を常に持ち、もがき苦しんだ先に湧きでる閃きを大事にすることがモットー。
美容師歴20年
2012年
TBC STYLE SHOOTS CONTESTグランプリ受賞

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about mekashi

mekashi とは「粧(めかし)」。
化粧しておしゃれすることです。 
人の外見は、生まれ持った姿形が、センスや興味、才能、経験といった
内面的な要素によって磨かれ、形づくられます。

そうしてできた個性や魅力をクリアにし、粋に見せるーー。 
それが、私たちの考えるメイクアップです。
もちろんヘアも同様です。 

2011年から7年間で101人を粧した、雑誌『GINZA』の「ニッポン美人化計画」の意志を継続し、
現在WEBにてmekashi projectを展開しているMake-Up artist のUDAさんとコラボレーションすることになりました。
そして本コンテンツのモデルさんは、美に携わりつつ現在も美を学んでいる、ヘアサロンで働くアシスタントの方々です。
より多くの方に「自分らしい粋」の見せ方、「つぎのわたし選びを」を提案させていただきます。
どうぞお楽しみください。 


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