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BEAUTY AWAKE

SISTER. BY SCREEN ディレクター 松尾弘明

STYLIST’S VIEW

なんとなく美容師になろうと決めて、神戸の美容室に就職。そして、なにげなく過ぎていく毎日。気づいたら27歳になっていました。“このままでいいのか”と今後の人生について悩んでいたときに出会ったのがSCREENでした。代表の神谷(翼さん)のヘアショーを見て、ここだったら生まれ変われるかもしれない。そう思い立って働いていたサロンを退職。スタイリストとしてのキャリアを捨て、アシスタントとして一からやり直す道を選びました。それが、僕の美容師としての本当のスタート地点です。
実力以上の結果が重圧に。
もがき苦しんだ先にあったのは
お客さまの笑顔
美容師としての、というよりも人生のスタート地点だったのかもしれません。思い返してみると、中学時代は野球、高校時代はバスケをやってはいましたが、大した成績を収めたわけでもなく、誰かに語れるような思い出もありません。それでも昔から根拠のない自信だけはあって、自分の思い描く理想と現実のギャップに悩んでいました。“こんなはずじゃない”と思っていたんでしょうね。そんな僕にとって、SCREENとの出会いは、逃すことのできないチャンスでした。
 当時のSCREENはオープンして半年ほど。今ほどの知名度はありませんでしたが、オープニングスタッフである神谷、KAORI、福井(優生さん)の3人がすごく輝いて見えました。自分の人生を変えるならここしかない、と思い、入社試験の面接には、“不合格だったら美容師をやめよう”という覚悟で臨みました。それなのにいざ面接になったらうまく自分の思いを伝えることができませんでした。さらには面接態度が悪い、と怒られてしまう始末……。イスの肘掛けに肘をついていたら、“そんなんじゃダメだよ”と指摘されたんです。当たり前ですよね。それでも採用してもらえたのは、“変えてあげたい”と神谷やKAORIが救いの手を差し伸べてくれたから。今のSCREENだったら、採用されていなかったと思います。
そうして始まったSCREENでの美容師人生。入社翌年にいきなり転機が訪れました。福井が世界大会も開催される大きなコンテストに出場することになり、毎日毎日みんなで準備を重ねました。そして日本代表となり、世界大会への切符を獲得したんです! スタッフみんなで世界大会に応援に行けるなど、これまで味わったことのない体験をさせていただきました。
 “こんな努力の形があったんだ”と、その次の年のコンテストには、“自分が出る!”“世界大会に行く!”と宣言。あのときのことは、必死すぎて記憶がありません(笑)。美容師になって7年くらい、平々凡々と生きてきて、7年分のエネルギーをコンテストに向けた半年間に詰め込んで、それでも最初のころの僕がつくるものはどうしようもなくダサくてどうやってコンテストに出るんだよ、と思うくらいのできばえ。とにかく毎日大量のウィッグをつくっては次の日にチェックしてもらう、ということを繰り返しました。神谷やKAORIは朝までつきあってくれたり、衣装探しに苦戦したときには靴を用意してくれたり。当時は毎日ピリピリしていてスパルタだと感じていましたが、今思い返してみると自分のために一生懸命時間を使ってくれていたんだなと感謝しかありません。
“こんなことがあるのか”と今でも思いますが、コンテストの結果は日本大会優勝。各国の優勝者が集まる世界大会では、3位にあたるシルバーアワードを勝ちとることができました。世界大会は夢みたいな場所で、めちゃくちゃ楽しかったです。SCREENに入ったときと世界大会に行ったとき、僕の人生は2度変わったと思っています。それで、その後もトントン拍子に美容師人生を歩んだのかといえばその逆で、世界大会シルバーアワードという結果は、重圧となって自分にのしかかってきました。自信がつくどころか、自分の足りない部分を突きつけられ、その後何年も苦しい時期が続いたのです。
楽しくなってきたのは、本当に最近のこと。昔から根拠のない自信はあったし、自分では熱いつもりだったし、お客さまを喜ばせたいという気持ちも強く持っていました。でも、そう思っているのは自分だけでした。KAORIから“自分の中だけで思っていても意味がない。伝える力をつけなきゃダメよ”と言われ、言葉に出してストレートに伝えるように意識しました。前まではきれいに切ろう、うまくやろう、ということばかり考えていたような気がします。もちろんそれも大事だけど、徐々にお客さまの気持ちを第一に考え、ポジティブにお客さまの背中を押せるようになってきました。そういう仕事ができるようになり、たくさんのお客さまの笑顔に囲まれるようになって、やっと前向きになれるようになりました。
 髪を切ることによって幸せな気持ちになって帰っていただく。そんな笑顔を引き出したいと思って日々のサロンワークに取り組んでいるので、今回のモデルさんの写真からそれを感じていただけたらうれしいです。モデルさんからは短くしても大丈夫と言ってもらいましたが、いきなりバッサリ切って変えるのではなく、ちょっと切っただけでもかわいくなるような仕上がりをめざしました。彼女は大きくて丸い目が魅力的だったので、目を見ながらカット。かわいい目が引き立つように、でも甘くなりすぎないように、大人っぽく見えるようにしたのがポイントです。えりあしギリギリのボブにしましたが、いちばん意識したのは、ヘアカラーがきれいに見える長さ。ミルクティっぽいグレージュカラーの薄く透けるような色合いは、肌もきれいに見せてくれます。だから、ヘアカラーをきれいに見せることが彼女への似合わせにもつながっていると思います。
好きな言葉は、「100点は出せなくても100%は出せる」。僕は頑張ること以外に取り柄がないので、常に目の前のことに一生懸命取り組むだけだと思っています。必死になってやっていたら、SCREENに入る前には想像もできないくらいのお客さまが来てくださるようになったことが自信になっています。それに加え、最近は自分ひとりが頑張るだけではダメだなと感じています。僕の目標は、SCREENを日本でいちばんかっこいいサロンにすること。それはみんなと一緒じゃなきゃ達成できないし、みんなとならできる気がしています。そのために必要なのは、スタッフ教育。でも、人を育てるには自分の成長も不可欠なので、いろいろな部分でもっと成長をする、と心に誓っています。将来こうなりたいとか有名になりたいとか、そういう野望みたいなものはなくて、まわりにいい影響を与えられる人になることをめざしています。いつか、まわりの人からかっこいいと言ってもらえるような、イケてるおじさんになりたいですね。

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AFTER THE BEAUTY AWAKE

 SCREENにいなければ、結婚していなかったかもしれません。SCREENに入った当時、1年くらいずっとフラれ続け、それでも諦めきれなかった女性がいました。でもSCREENに入って、彼女にそれまでとは人が変わったように取り組んでいる姿を見せることができ、結婚を前提につきあえることに(その後、無事結婚できました)! 彼女からは“待たせたな”と言われました(笑)。

 

松尾弘明

SISTER. BY SCREENディレクター

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