STYLIST’S VIEW

私は、背が低いことがコンプレックスでした。可愛いなと思っても、たいていの既製服は私には大きくて……。髪も私にとっては、いつも悩みのタネでした。高校生のころは、まわりで縮毛矯正が流行っていたので、私も縮毛矯正をしようと思ったぐらいです。
でも、洋服も髪も、悩みから解放してくれた人がいます。洋裁の仕事をしていた母方の祖母は、まるであつらえたみたいに、既製服を私のサイズに直してくれました。
髪の悩みから解放してくれたのは、縮毛矯正が流行っていたときに、クセ毛を生かしたヘアスタイルをつくってくれた美容師さんです。誰かの悩みを解決できるような仕事がしたい。私が美容師になったのは、こんな理由からです。
でも、洋服も髪も、悩みから解放してくれた人がいます。洋裁の仕事をしていた母方の祖母は、まるであつらえたみたいに、既製服を私のサイズに直してくれました。
髪の悩みから解放してくれたのは、縮毛矯正が流行っていたときに、クセ毛を生かしたヘアスタイルをつくってくれた美容師さんです。誰かの悩みを解決できるような仕事がしたい。私が美容師になったのは、こんな理由からです。

いつも初心で、いつまでも
ゴールのない道を走り続けたい
ゴールのない道を走り続けたい
高校生のときに、髪の悩みを解決しつつ、おしゃれなヘアスタイルにしてもらったとき。私はびっくりしました。それまでは、洋服がおしゃれであることがいちばん大切だと思っていて、髪型がおしゃれに影響するなんて思ってもいなかったからです。でもこのとき、髪型がステキだとその人自体がおしゃれに見えるということを実感したのです。
自分のように髪で悩んでいる人は多いはず。そう思った私は、美容師になる!と決めました。
大阪の美容専門学校へ進学し、ファミレスでアルバイトを始めたとき、おしゃれな人たちは、snobというサロンに行っていることに気づきました。でも、新卒のときは、snobでの採用がなく、私は大阪にある別のサロンで働くことにしました。学生時代とは異なり、学んだことを実際にお客さまに提供できることに、当時は、やりがいを感じていました。ただ……。働き続けるうちに、美容師をやるからには、やはりsnobで!という気持ちが大きくなり、1年半働いたのち、snobの入社試験を受けました。
自分のように髪で悩んでいる人は多いはず。そう思った私は、美容師になる!と決めました。
大阪の美容専門学校へ進学し、ファミレスでアルバイトを始めたとき、おしゃれな人たちは、snobというサロンに行っていることに気づきました。でも、新卒のときは、snobでの採用がなく、私は大阪にある別のサロンで働くことにしました。学生時代とは異なり、学んだことを実際にお客さまに提供できることに、当時は、やりがいを感じていました。ただ……。働き続けるうちに、美容師をやるからには、やはりsnobで!という気持ちが大きくなり、1年半働いたのち、snobの入社試験を受けました。

運よく採用されたものの、ゼロからのリスタートでした。snobとは違うところで基盤をつくってしまっていたために、すべて学び直しで、それはそれは大変な日々でした。
もともとが不器用なので、できないことだらけ。教わってもすぐにできないので、いつも叱られっぱなし。アシスタント時代は、がむしゃらに取り組んで、たくさん叱られて、一生懸命やって、でもできなくて、悔しくて……。あまりにもハードすぎて記憶がない時期があるくらいです。
そんなときも、私には「自分の手で誰かの悩みを解決してあげられる人間になる」という思いがありました。どんなにクタクタに疲れていても、もうダメだーと思うようなことがあっても、投げ出さなかったのは、髪型の重要さがわかっていたからです。自分のこの手でその人の人生が変わるぐらいステキな髪型をつくりたい。その強い思いは、どんなに忙しくても消えることはありませんでした。
もともとが不器用なので、できないことだらけ。教わってもすぐにできないので、いつも叱られっぱなし。アシスタント時代は、がむしゃらに取り組んで、たくさん叱られて、一生懸命やって、でもできなくて、悔しくて……。あまりにもハードすぎて記憶がない時期があるくらいです。
そんなときも、私には「自分の手で誰かの悩みを解決してあげられる人間になる」という思いがありました。どんなにクタクタに疲れていても、もうダメだーと思うようなことがあっても、投げ出さなかったのは、髪型の重要さがわかっていたからです。自分のこの手でその人の人生が変わるぐらいステキな髪型をつくりたい。その強い思いは、どんなに忙しくても消えることはありませんでした。


今回のモデルさんは芸大生。お客さまからのご紹介で出会いました。初めて見たとき、全身黒のクールなファッションでカッコいいなと思いつつも、首も長くて背も高くて顔も可愛いのに、そのよさを全部を隠しているように感じました。そして話をしてみると、声も性格もやわらかい感じで、全身黒のファッションとのギャップも感じました。そこで、女性らしいやわらかい雰囲気も自然と醸し出せるようなヘアスタイルにしたのです。決して平凡にするのではなく、彼女にも新しい個性として受け取ってもらえたらと、パーマを取り入れました。
どうしたらもっと可愛くなるのか? どうしたらその人自身も知らない魅力を引き出すことができるのか? こだわりのある方や、うまく伝えることができない人たちの本質がわかるように向き合っていきたい。いくつになってもそんなことを追求していける美容師になりたい。美容師になって14年になる今も、反省と練習を繰り返しています。
そんな私のことをストイックだと言う人もいます。でも私は自分のことをストイックだと思っていません。わざわざ私のところにまで足を運んでくださるお客さまに対して、努力を積み重ねていることは当たり前のことだから。大好きでこの仕事をしているから。もっともっとこの仕事を好きになりたいから。
どうしたらもっと可愛くなるのか? どうしたらその人自身も知らない魅力を引き出すことができるのか? こだわりのある方や、うまく伝えることができない人たちの本質がわかるように向き合っていきたい。いくつになってもそんなことを追求していける美容師になりたい。美容師になって14年になる今も、反省と練習を繰り返しています。
そんな私のことをストイックだと言う人もいます。でも私は自分のことをストイックだと思っていません。わざわざ私のところにまで足を運んでくださるお客さまに対して、努力を積み重ねていることは当たり前のことだから。大好きでこの仕事をしているから。もっともっとこの仕事を好きになりたいから。
HAIR STYLE










AFTER THE BEAUTY AWAKE
苦手なことに挑戦することをイヤだなと思う人もいるかもしれません。でも、私は好きなものの中だけで生きていると成長がないと思っています。だから、これからも苦手なことにどんどん挑戦していきたい。そして技術も感性も磨き続けて、一人でも多くのお客さまを髪の悩みから解放していけたらと思っています。
玉置明日香
snob enVAmpスタイリスト
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